借金って問題ないの?

資産運用

借金といえば、最近世界的に話題になっていた米国の債務上限問題です。

これは「一応」回避ということになりました。2025年の1月まで債務上限を「なくす」と決めたそうです。上限いくらではなくて「上限をなくす」、つまりいくら借金してもいいよということですね。

何に対する借金かというと、それは「国債」です、米国債。いくらでも米国債=「米政府の借金の証書」を発行してもよいと決めたようです。

では債務上限問題って何が問題だったのでしょうか?(こちらNHKの解説です)

一言でいえば、借金が返せなくなることが困るということですね。だって貸してる人にお金が戻らないんですから。

では、なぜそもそも債務が上限に達するほど増え続けるのかというと、それは米国が基本、借金をすることによって経済を発展させてきたからですね。いや米国というよりも資本主義を推し進めている国はすべてでしょうか??

まず、国債という国の借金の前に、民間での借金を考えてみましょう。

サービス、商品を売る方も買う方も、借金をしないよりする方がお金がよりたくさん使えて取引がより多くなりますね。

会社は借金したお金でサービス、商品をよりたくさん市場にだすことができますし、個人も借金したお金で住宅を買ったり、車を買ったり、日用品を買ったりできます。アメリカの人ってクレカ使って買い物するのが当たり前ですよね。

ここで、サービス、商品を売る側(会社とします)と買う側(一般の消費者)と、もう一つ「銀行」を加えて考えます。

銀行に一般の消費者がお金を預けて、そのお金を元に、銀行は会社にお金を貸します。するとここでお金が増えていることに気づいているでしょうか?これを信用創造と呼ぶんですね。(解説動画はこちらをクリック)

このようにしてお金が増えて景気が良くなるんですね。

問題①インフレ

でもここで1つ問題が起きます。

それはインフレになる、つまり、サービスや商品、モノの値段が上がるということです。

景気良ければ企業も商品、サービスをもっと値段上げてもいいよねとなり、消費者も給料が良いので買い物できるし、上がっても大丈夫、いざとなれば借金すれば良いし。。。。ローンでなんでも買おう。って

こうなるとインフレと借金のイタチごっこです。

これが極端になれば、ジンバブエのようなハイパーインフレになります。2008年には年率220万%ものインフレが起こったそうです。例えば去年1パック200円で買えた卵が、翌年は4億4千万円になったってことです。まさにお金が紙くずになっている状態です。

このイタチごっごを解決するために政府は「金利」をあげるということをします。金利を上げると借金しにくくなりますね。お金返すの大変になりますから。

住宅ローン35年3000万円固定金利1%だと総返済額が約3450万円ですが、金利が2%だと約3900万円になります。月々約10万8千円の支払いが約13万3千円の支払いになります。

毎月2万5千円余計に支払うのつらいですね。

会社もそうですね、金利あげるとやはり返済がきつくなります。なかなか投資ができないのでサービスや商品の提供が減ります。

問題②景気の悪化と失業

こうなるとインフレとはまた別の問題が生じます。

それは景気が悪くなるということですね。需要(商品やサービス、ものを買う)も供給(商品やサービス、ものを提供する)も減るからです。

そうすると負のスパイラルが生じます。

景気が悪いので会社も人件費がきつくなるので、リストラをする。失業者が増えれば商品やサービス、モノが売れないので会社の業績が悪くなり、さらにリストラをする。そうなればさらに商品等が売れなくなる。。。

でも借金はいいんです。それはまた次回お伝えします。

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