FTX問題 2022年仮想通貨の冬、そしてTerraUSD、LUNAからの考察

概要

2022年11月11日に暗号通貨大手取引書FTXが事実上の倒産し、リーマンショック並みの出来事ではないかと言われています。次々と破綻する企業(エンティティ含)がでています。

FTXに関する記事はどこでも語られていますので詳細は省きポイントだけ話そうかなと思っています。

(破綻の原因)

FTXトップのサムバンクマンフリード氏(以下SBF)と親会社で暗号通貨投資会社のアラメダリサーチ(Alameda Research)が共謀してインサイダー取引等をしたり、多くの投資家から莫大な資金を取り込んでいました。

この投資がうまくいけば問題は起こらなかったのですが、そういかなかったのはやはり2021年に暗号通貨バブルがはじけて、ほぼ全ての通貨価格が下落し、極め付けはテラルナ(Terra、Luna)ショックがあり、更なる下落を引き起こしたからです。

少し振り返ると、ビットコイン(BTC)は2021年4月あたり650万円そして11月には750万円程度までと過去最高値になっていました。しかしそこから下落傾向(ベアマーケット)になり、2022年5月のテラルナショックで400万円を切り、6月中頃には300万円を切り、11月11日FTXが倒産となる頃からはとうとう220万230万くらいになってしまっています。2020年12月中頃にやっとそれくらい(200万超)になったのに、またその頃に逆戻りになってしまいました。

倒産の原因は暗号通貨の貸付で儲けているレンディング、そしてステーキング(預貯金の利息のようなことを投資家にさせている)またそのような会社に投資していること自体です。

銀行で考えるとわかりやすいです。銀行は広く預金を集めて、そのかわり借りた利息を支払う。借りたお金は他に貸しつけて利息をとって儲けます。

ここで問題が起こるとするとどこでしょうか?

・他にお金を貸しつけても返ってこなかったらどうでしょうか?利息ももらえなければ、、
・銀行が儲けた分で所有している資産自体の価値が激減してしまったらどうでしょうか?
・預金の利息が高すぎたらどうでしょうか?(預金者は喜びますが)
・そもそも預金が一切集められないとするとどうでしょうか?

預金者の取付騒ぎが起こり、ますます銀行の評判が悪くなり、やがて倒産してしまいます。これと同じことが起こっていると考えれば簡単ですね。

レンディング、ステーキングしている会社がFTXの倒産で貸したお金が返ってこず、自己資産のBTC等の暗号資産を売ってプラマイを解消しなければいけない、そうするとその資産価値が下がってしまう(需要と供給の関係ですね)。結果自分達が顧客から預かった資産を返せなくなる、そして評判が悪くなり、取付騒ぎになって返せなくなる。

「えっ、どうして」と思った方がいらっしゃると思います。

資産の分別管理しているのは当然でしょってね。いやいやこれが当然ではないんです。

☆資産を守るために☆

なので私たちは自分の資産を守るために何をしなければならないのか?

これについては次回お伝えします。

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