仮想通貨 ビットコイン どこで取引すべきか?

暗号資産
New york, USA - May 17, 2018: Different cryptocarrencies exchange to dollar rate on monitor display. Photography of monitor screen.

ビットコインをどこ(の仮想通貨=暗号資産取引所)で取引(売ったり買ったり)すべきでしょうか?

結論、日本に住んでいる日本国籍をお持ちの方であれば、普段使用保管している「法定」通貨が「円」なので国内で金融庁に登録されている業者が運営している取引所で、特に現物(SPOT)のビットコイン等の売買することが安心だと思います。

もちろん多くの取引所がある中でどこを選べばよいのか?その選ぶポイントは後でお伝えするとして、まずはなぜビットコインなのかということをお話します。

なぜ今ビットコインが有望な投資先と考えられているのか?

投資の世界、金融業界においてここ1,2カ月仮想通貨(暗号資産)特にビットコインの話題が取り上げられることが多くなってきました。

これはやはり世界最大の資産運用会社である米国ニューヨークに本社があるブラックロックが6月中旬、仮想通貨における最大の時価総額(5850億ドル、2位イーサリアムは2310億ドル:R50716現在)を誇るビットコインの「現物」ETFをSEC(米国証券取引委員会)に上場申請したことがきっかけですね。

ブラックロックは米国で金利誘導などの金融政策を行っているFRB(米国連邦準備制度理事会)など各国の「中央銀行」やSEC(米国証券取引委員会)などの欧米の金融規制当局とのつながりが深く、有名なダボス会議(世界経済フォーラム)と呼ばれる世界経済に大きな影響を及ぼす多国籍企業の経営者や各国の政治指導者たちとも密接につながっているようです。

この世界最大の資産運用会社がBTC(ビットコイン)SPOT(現物)ETF(上場投資信託)の申請をするということは、少し投資の世界に明るい人はピンときた人が多いのではないでしょうか?

ブラックロックに続き 同様の資産運用会社であるインベスコ(Invesco)、ウィズダムツリー(Wisdom Tree)、バンエック(VanEck)フィディリティ(fidelity)もBTC現物ETFの再申請を行いました。再申請ということは前にも申請していましたが上場許可されなかったんですね。それが今回あのブラックロックが申請したということで自分たちも追随しようとなったわけですね。

また6月20日個人ではなく機関投資家対象にEDX MARKETS という暗号資産取引所で、ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュの4つの通貨を取引できるようになりました。このEDXMは昨年2022年9月中旬に設立されましたが、ここを支援しているのがフィデリティ、チャールズ・シュワブシタデルという伝統的な投資運用機関大手3社というのもビットコイン価格の上昇に寄与していそうです。

EDXMで取引が可能になったことが好材料となったのか、特にビットコインキャッシュの価格がここ1年の価格(約15000円)だったのが一時3倍(約46000円)、現在は2倍強(35000円)となっています。

ビットコインはといえばこのようになっています。

昨年2022年末には1BTC200万円くらいで買えたのですが、その後上昇を続け2月には300万円代になり、このまま上昇するかと思った矢先、3月中旬に米国のシリコンバレー銀行(3月10日)、シグネチャー銀行(3月12日)が破綻、シルバーゲート銀行が業務縮小(3月9日)そしてクレディスイスがスイス最大の銀行に買収される(3月19日)という金融機関危機がおきました。

特にシリコンバレー、シグネチャー銀行など仮想通貨取引所を含むスタートアップ(新興)の企業を支援していたところが破綻すると、仮想通貨投資家の不安につながります。結果280万円を切るレベルへと下降。

そこからすぐに値を戻し、350万円、400万円超となっていましたが、6月に入ると5日に世界最大の仮想通貨取引所のバイナンス、翌6日に全米最大の取引所コインベースを米国証券取引委員会(SEC)が訴訟を起こしました。結果下がり始めましたが、6月15日にブラックロックがBTC現物ETF申請をすることでまた価格が上昇し始めたようです。

ここしばらくは420万円から440万円くらいをうろうろしています。

ま、そんなビットコインですが最初にお話ししたように、日本の仮想通貨取引所で入手すればよいということですが、では具体的にどこで買うか、、、というよりも、何を決め手に取引所を選択するかをお伝えします。

最適の取引所を選ぶポイント

それは、安全性、手数料、使いやすさの3つです。

①安全性

まずは、安全性ですね。これは過去にハッキングなどの被害を受けたことなどでセキュリティ面が充実しているかを考えるのがポイントかなと思っています。

ハッキングを受けたことのある例として、コインチェックは5年ほど前にネム(XEM)という通貨がハッキングを受けて600億円弱の被害を受けたそうです。

ハッキングを受けたような取引所は1番に避ける取引所でしょうか?

それは違うと思います。

コインチェックはそのようなことがあったから、その後細心の注意を払いセキュリティ対策を行うようになったはずです。

もちろん過去に何もなかった取引所も、コインチェックなどの例を教訓に同じくセキュリティ対策に取り組んでいるでしょう。

では、安全性に関してはどこでもよいのかというとそうではなく、少なくとも金融庁に登録されている取引所(業者)を選ぶべきではと考えます。

②手数料

次は手数料です。取引をするのに取引手数料、仮想通貨や法定通貨(円)の外から、外への「入出金手数料」そして手数料いくらとウェブサイトにはっきりと載せていませんが、とても重要なのが「スプレッド」です。

ここでは現物を取引所を相手として売買する販売所としての手数料で考えます。(その取引所で個人間で売買する本来的な取引所売買、先物等であれば「取引手数料」も考慮する必要があります)

その場合、A:入出金手数料とB:スプレッド、この2つがポイントです。AとBのバランスが良いものを選ぶとよいです。またこの2つ、特にスプレッドは数カ月ごとに変わることが多いので、その料金、割合が変わったタイミングで売買する取引所を変えることが良いかもしれません。

Aは各取引所のウェブサイトを訪ればすぐにわかります。しかし、Bはウェブサイトではすぐにわからず、口座登録をして売買画面に入って、計算しないとわからないことがほとんどです。

ドル円のスプレッド

ドルと円の関係でスプレッドを考えてみましょう。

銀行、例えば三菱UFJ銀行で外貨預金(米ドル)をするときには為替手数料といって1ドルあたり25銭(0.25円)かかります。この為替手数料をスプレッドと考えます。

例えばその日のドル円のレート(仲値)が140円の時には1ドルあたり140.25銭を支払わないとと米ドルに換えることができません。

この日100ドルの米ドル預金をするときには、140.25×100=14025円かかりますが、その瞬間の円での預金額は14000円です。14025円ー14000円=25円がスプレッドです。

そしてこのスプレッドですが、金額ではなくて、(仲値に対する)割合を考えることが重要です。金額をみていてもスプレッドが大きいのか小さいのか判断は難しいですから。

この場合、スプレッドの割合は、0.25÷140×100=0.18% です。ただし為替の場合スプレッドは金額固定(三菱UFJ、ネットバンクの場合)の0.25円です。

よって1ドル100円の時はスプレッド割合は0.25÷100×100=0.25%、反対に1ドル200円と超円安になった時は、0.25÷200×100=0.125%と割合は変化します。それでもかなり低いですね、仮想通貨と比べて。。。

仮想通貨取引の場合は金額固定ではなく、割合です。

仮想通貨取引所で現物取引のスプレッド

・GMOコインの場合

(4,311,926+4,101,588)÷2=4,206,757円①
4,311,926-4,206,757=105,169円②
4,206,757-4,101,588=105,169円③
①が仲値で②が購入時のスプレッド、③が売却時のスプレッドです。

 

 

・DMMbitcoinの場合

仲値が4,212,473円

購入時スプレッドは4,254,580-4,212,473=42,107円

売却時スプレッドは4,212,473-4,170,348=42,125円

取引所 仲値 売値 スプレッド スプレッド割合
GMOコイン 4,206,757円 4,311,926円 105,169円 2.5%
DMMbitcoin 4,212,473円 4,170,348円 42,116円* 1%

*DMMはGMOのように仲値と売値、買値を1つの画面で見ることができないため、画面を遷移するのに1秒程度かかるので売値と買値のスプレッドに誤差(瞬間に数値が変わるため)がでます。それを修正した数字を使っています。

いかがでしょうか?

ちなみにGMOもDMMもともに「入出金手数料」は無料です。仲値が両社で少し違いはありますが、それにしても、スプレッドが1.5%も違います。

実際にビットコインを0.01BTC購入する場合、その日時にDMMだと42,545円で購入できますが、GMOでは43,119円と574円変わります。

ビットコイン0.1BTC購入だとDMMで425,458円、GMOで431,192円と5734円の差です。

あなたはどちらでビットコインを購入しますか?

③使いやすさ

個人的にはDMMもGMOも両方とも使っています。

その理由ですが、GMOの方が場合によっては使いやすいからです。使いやすさが1.5%のプレミアム(正規の料金の上に加えられる割増金)と考えています。

それはどんな場合かというと、積立をする場合とビットコイン、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)以外の仮想通貨を入手する場合です。

積立をする場合、DMMでは取り扱いがなくGMOを使っています。GMOは毎日または毎月一定額の円(最低500円)で積立をすることが可能です。これは定時定額法(ドルコスト平均法)と言って、ボラティリティが高く(値動きが上下に激しく)長期でみれば価格が上昇していく「資産」に有効だと言われています。他の取引所ではコインチェックも積立投資ができます。ビットフライヤ―や、SBI VC Tradeも可能ですね。積立頻度が毎日、毎月だけではなく毎週というところや、最低額も300円というところもあります。

次にBTC、ETHそしてXRP以外の場合はDMMは使いません。というか、使えません。。。。

その理由はDMMbitcoinはそれらの通貨以外は入出金ができないからです。これは個人的には致命的だと考えています。

なぜなら、仮想通貨(暗号資産)は自分の財布(コールドまたはホットウォレット)で所有すべきものだと考えているからです。あくまで取引所は取引をするところであって保管すべきではないと考える理由は、①で述べた「安全性」です。

ハッキングされて通貨が盗まれたりするのは取引所においておいたからです。コインチェックの問題が起きた時も、自分のウォレットに保管しておけば何の問題もなかったはずです。(もちろん、ウォレットの自己管理は原則ですが)

これは私たちは銀行でお金を預けておくということが当たり前になっていることから、なかなか気づかないことかもしれません。お金は銀行に預けておくもの、仮想通貨は仮想通貨取引所に預けておくものって。

GMOは対照的に現物の販売所で扱っている仮想通貨はすべて入出金可能です。なので最近上昇しているLTC(ライトコイン)をGMOで入手して自分のウォレットに出金して保管することができます。

最近メルカリでメルコインということでビットコインがもらえるとか宣伝を見かけますが、メルカリでビットコインを持っていても出金できないのでご注意を!

まとめ

最近、機関投資家からもますます注目を集め、将来が期待できそうなビットコインを日本の仮想通貨取引所で入手すればよいかということをお話ししてきましたが、海外の仮想通貨取引所でもよいのですが、ちょっとハードルが高いかなと思います。それはクレジットカードが使えるがスプレッドが高いし、P2Pという直接個人間で買う場合にどうしても安心できないからです。

そして日本の仮想通貨取引所であれば、金融庁登録をしているので、後は手数料と使いやすさだと述べました。具体的には、まずスプレッドが低いところを数社選び、入出金できる通貨と入出金手数料を確認し、ご自身で一番良いと思われる取引所を選んでください。

どうしても自分で調べるのは大変だ!という方はこちらから無料メンバー登録していただければ、スプレッドを簡単に比較する方法と、最近の入出金可能通貨、入出金手数料をお知らせします。

 

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