7月25、26日に東京丸の内にある「東京国際フォーラム」でWebXが開催されます。暗号資産、ブロックチェーンにかかわるWeb3,世界各国が成長戦略の肝にしていこうということで、日本も例にもれず気合の入った講演会になるのではないでしょうか。
開会の挨拶に自民党政務調査会長の荻生田氏、基調講演が岸田総理(2日目基調講演は経済西行大臣の西村氏)から始まり、日本電気株式会社(NEC)のディレクター、三菱UFJ銀行の経営企画部長の講演、自民党の平議員(自民党web3プロジェクト部長)と柳瀬氏(金融庁)と吾郷氏(経済産業省)が日本におけるWeb3の未来を語るなど様々な講演が開かれる予定です。
日本銀行のFinTechセンター長である別所 昌樹氏とCircle(ステーブルコインUSDCの発行会社)のアジア太平洋地域担当副社長であるパシー・ラーグラン氏と世界4大会計事務所(Big4)の1つKPMGのデジタル資産・仮想通貨責任者であるテイラー・イアン氏らが「お金の未来」~CBDCとステーブルコインの共存は可能?~というのもあるみたいで、個人的にはすごく興味があります。
オーストラリアでは現金を引き出すのに今は予約が必要になっているようで、キャッシュレスということで段々と現金がなくなりデジタルなものに移っていくわけですが、CBDCの便利さよりも、政府等にコントロールされるようになる懸念がありますので。。。。マイナカードがWeb3ウォレットになり、そこから一気にCBDCが広がっていくような気もします。。
ということで仮想通貨の市場にとって良い影響があるのではと思っています。
リップル(XRP)
リップルは先日SECとの訴訟で一部勝訴、これは仮想通貨XRP自体は「証券でない」と決定したことがおそらくきっかけで上昇し、それまでしばらく65円から70円未満だったのが14日未明から急上昇、一時(6時頃)110円を超えました。20日は120円に近付きましたがそこから下落し23日現在104円くらいです。
で、来週です。
WebXでリップル(最高技術責任者のデビッド・シュワルツ氏)が興味深い話をすれば、それが評判になって価格によい影響がでるかもしれませんね。リップルはCBDCでの利用を目論んでいます。もともとリップルは国際送金を法定通貨よりも安く、より早く行うことができるということを売りに「企業特に金融機関」に売り込んできたわけですが、国家の将来の基本通貨になるCBDCとつながることになればこれはすごいことですね。
ステラルーメン(XLM)
先のリップルの創始者の一人が始めたステラは、リップルが企業の国際送金のNo1になることを目指したのに対し、個人間の国際送金プラットフォームです。こちらもやはりリップルのSEC裁判の一部勝訴の後上昇しています。
ということは、やはり来週のWebX以降リップルが上昇すればそれにつれてステラも上昇するかもですね。
XDCネットワーク(XDC)
こちらはXinFinという主にインドの企業が開発しているプラットフォームですが、こちらも国際送金に関係があります。XRPは企業(銀行)間、XLMは個人間そしてXDCは貿易取引での国際送金でシェアをとることを考えています。
もう一つ、XRPとXDCには関連があります。それはSBI証券や住信SBIネット銀行などを傘下に持つSBIホールディングスです。SBIはリップルに出資し、アジアでリップルの送金システムを広めようとSBI Ripple Asiaという会社を作っています。過去には配当で株主にXRPを配ったこともあります。
そのSBIの暗号資産取引所であるSBI VC Tradeが今年6月よりXDCの取り扱いを日本の取引所としては初めて行いました。それまでは海外の暗号通貨取引所でしか入手、取引できなかったので私も不便でしたが、これからは日本の暗号資産投資家、いや一般に人たちにも広がりやすくなったので、これは有望だなと思っています。
XDC=XinFinも25,26日のWebXで講演はしませんが、ブースを出すので価格に対して良い影響があるかもしれません。WebXの影響かどうかわかりませんが、19日8時くらいから上昇をはじめ、それまで4円代から高くて6円でしたが4日後の今日23日8時には8.3円まで上昇し、現在23時30分で7.5円となっています。
この後WebXまでさらに上がるか、はたまたレンジで推移するか、その後はどうなるか、週明けから月末まではXDCから目が離せそうにないです。
コメント